
タヒチは1年中泳げる常夏の楽園
タヒチは年間の平均気温が25~27℃前後ととても温暖な気候が特徴的で、時期を問わず泳ぐことができます。
乾期は4月~11月、雨期は12月~3月となっているのですが、雨期と乾期の違いは大きくはありません。雨期といっても一日中雨が降るわけではなく、すぐに止むスコールが大半です。また、日照時間が長く、例えば世界最長クラスの日照時間であるとされるツアモツ諸島は、1年で最大3,000時間も太陽が出ています。
タヒチの気候や乾期、雨期の特徴などについてさらに詳しくご紹介します。
タヒチ島とボラボラ島の雨量
タヒチ島といえば首都のパペーテがあり、国際空港もあるタヒチの玄関口です。そこから約260km離れたところにあるボラボラ島は太平洋の真珠と称される絶景と水上バンガローが有名な島で、観光客でにぎわいます。それぞれの雨量についてみていきましょう。
まず、タヒチ島は12月と1月の雨量が多く、平均値は300mmを超えます。一方で4月から11月は雨の量も少なく、特に7月から9月は晴れの日が続くのが特徴です。
ただ、乾期だからといって雨が降る可能性がほぼないわけではなく、日常的にスコールはあります。一時的に強めの雨が降り、その後はすぐに晴天がのぞくことが多いです。
ボラボラ島はというと、こちらも12月と1月の降水量は多いですが、平均して300mmを超えることはまずありません。


日中と夜間の気温
年中水着や短パンでも過ごせる暖かさではありますが、日中と夜間では7~10℃ほどの気温差になることがあります。平均最低気温が20℃を下回る日はほぼありませんが、朝晩は冷え込んだり、風が吹くと肌寒く感じたりすることもあるので、薄手のトレーナーやカーディガンを用意しておくなど服装を工夫してみてください。
タヒチの乾期(4月~11月)の特徴
タヒチの乾期にあたる4月から11月は雨が少なく、旅行の予定も立てやすいです。乾期でも全く雨が降らないわけではなく、タヒチは1年を通してスコールがあります。
朝夕は若干涼しくなることもありますが、最低気温の平均は23℃程度となっているほか、湿度が低いことから雨期の同じ気温の日に比べて過ごしやすいです。真夏ではなく、ある程度気温が落ち着いているタイミングで足を運びたいと考えている方にぴったりだといえるでしょう。
7月~11月にはルルツ島やモーレア島など一部の島でザトウクジラを見ることができます。マダラトビエイは年間を通して見られますが、特に多く見られるのは3月~5月、7月~12月です。

また、6月末~7月にかけてタヒチ島で「ヘイヴァ・リマイ」という手芸工芸展があるほか、7月にはタヒチ最大のお祭りで伝統的なタヒチアンダンスフェスティバルでもある「ヘイヴァ・イ・タヒチ」も開催されますし、8月にあるプロのサーフィン大会「タヒチ・プロ・チョーポー」も盛り上がります。

タヒチの雨期(12月~3月)の特徴
日本では寒い冬の時期に当たる12月~3月はタヒチでは真夏に当たります。気温は27~30℃と蒸し暑い時期であることからマリンアクティビティを思いっきり楽しむのにも向いている時期です。
雨期といっても一日中雨が降る日が多い日本の梅雨とは異なりスコールが大半ですし、雨が降ってしまってもタヒチアンカルチャー体験プログラムなどを楽しむことができます。
また、水上バンガローに泊まってもアクティビティを詰め込むと素敵なお部屋で過ごす時間が少なくなるので、雨の日はなかなか体験できない海の上の部屋でのんびり過ごすという非日常を楽しみましょう
なお、雨でも波が高くなければ海に入ることも可能です。
1月~4月の時期はランギロア島でグレートハンマーヘッドが見られるほか、マダラトビエイやマンタなども見られます。1年を通して見られるマンタやイルカ、バラクーダなどもいるので、ダイビングなどを検討している方はどのような生き物を見たいのかも含めて旅行のタイミングを考えてみてはいかがでしょうか。
南国らしい花々が咲き誇る時期でもあり、12月にはティアレ・タヒチの日と呼ばれるイベントが開催され、町中にティアレ・タヒチの花が飾られます。
タヒチでの服装
海外に行く際に悩むのが服装に関することです。基本的に、日本の夏を過ごすような服装と同じで良いのですが、タヒチでの服装についてご紹介しましょう。
日焼け対策は万全に
気温が高くなる雨期はもちろんのこと、乾期にあたるタイミングでも紫外線は強いので、しっかりと日焼け対策をする必要があります。UV防止効果のある薄手のカーディガンなどを用意しておきましょう。
特に長時間ビーチで過ごす場合などはうっかり日焼けしないように注意が必要です。大きめの帽子のほか、サングラスなどを紫外線対策として用意しておくのも良いでしょう。


ディナーのドレスコード
日中街中で過ごしたり、朝・昼の食事をしたりする際はTシャツ、ショートパンツのようなラフな格好でもほぼ問題ありません。ただ、ディナーに関してはドレスコードを設けているところもあるので、事前に確認し、準備をしておきましょう。
基本的にはセミフォーマルで問題ありません。
うっかり準備するのを忘れてしまいがちなのが、ドレスコードに合わせるための靴です。ビーチサンダルしか持ってこなかったと慌てる方もいるので、準備しておきましょう。
朝夜の服装
朝夜は冷え込むこともあるため、薄手のカーディガンやトレーナーを用意しておくのがおすすめです。また、日中でも施設内は冷房が効いていることが多いため、外出する際には上着やストールなどを持って行きましょう。
アクティビティ中の服装
どのようなアクティビティを体験するのかによって用意すべき服装が変わります。タヒチといえばマリンアクティビティが人気なので水着やタオルなどは忘れずに用意していく方が多いですが、例えばハイキングをしたいと考えているのなら歩きやすい靴を持っていくことも忘れてはいけません。
日差しが強いので、帽子やサングラスの持参もおすすめです。


タヒチのベストシーズン
タヒチは常夏でいつ足を運んでも暖かく、1年中シーズン問わず楽しめるのが魅力です。いつでもベストシーズンといえますが、できるだけ雨が少ないタイミングでタヒチに行きたいと考えているのなら、4月から11月を検討してみましょう。
特に、アクティビティを思いっきり楽しみたいと考えている方は雨の少ない乾期をねらってみるのがおすすめです。ただ、旅行代金について見てみると、乾期よりも雨期(日本の12月~3月、タヒチの夏)の方が多少リーズナブルになることがあります。また、欧米など海外からの観光客が長期休暇を確保しにくい時期であることから観光客もそれほど多くないので、人が少ない時期にタヒチ旅行を楽しみたいという方は雨期(日本の12月~3月、タヒチの夏)に足を運ぶことも検討してみてはいかがでしょうか。
ボラボラ島の水上バンガローはどの時期でも混みあっていますが、リゾートの中には雨期(日本の12月~3月、タヒチの夏)の方が予約を取りやすくなるところも多いです。
それから、台風の心配がある時期を避けたいと考えている方もいるはずですが、毎年決まったタイミングで台風が来るわけではないので、特に注意しなければならないシーズンはありません。