タヒチのティケハウ島とは?
タヒチにあるティケハウ島はタヒチから北西に約300km離れた場所にある島で、ダイバーから人気のランギロア島からは14kmほどの場所にあります。タヒチ島からは直行便なら約55分で到着します。
手つかずの自然が残る島で、砂がほのかにピンク色をしているピンクサンドビーチが特徴的です。空港に降り立った時から「南国」と聞いて思い描く景色が広がります。
ベストシーズンは雨の少ない5月~10月頃となっており、この乾期をねらって足を運んでみるのがおすすめです。平均気温は24~30℃、平均水温は26~28℃となっているので、年間を通して過ごしやすい島です。
ティケハウ島は山がない環礁の島で、どこの島よりも素朴だといえます。
数日間ゆっくりし、自分で釣った魚を調理して食べさせてもらったり、ピンクサンドのビーチへ船で出かけたりするなど、自然からパワーをもらって充電してみてはいかがでしょうか。


ティケハウ島の自然の姿の魅力
ティケハウ島最大の魅力ともいえるのが、昔から変わらない豊かな自然の姿です。タヒチの島の中でもゆったり過ごせる所に滞在したいと考えている方にぴったりといえるでしょう。
ティケハウ島に足を運んだら是非とも訪れて欲しいのが、どこまでも続くピンクサンドビーチです。ティケハウ島の代名詞としても知られていて一般的な真っ白なビーチとは異なり、ピンク色のサンゴが砕けてできたピンク色のビーチが特徴的です。透明感の高い遠浅のラグーンとピンクの砂浜を楽しんでみてください。
また、昔ながらの自然が多く残り、夜は街の光などに邪魔されることなく満天の星を楽しめるのもティケハウ島の魅力です。星座の本などを持って行き、ゆっくり星空を眺めてみてはいかがでしょうか。
それから、ティケハウ島は美しい珊瑚に囲まれている島です。ラグーンは遠浅なので、泳ぎが苦手な方でも安心できます。また、干潮時に珊瑚を鑑賞しながら散歩するコーラルウォーキングというアクティビティがあるので、海の生物を間近で観察してみましょう。
ティケハウ島のアクティビティ
ティケハウ島の楽しみ方はいろいろありますが、定番なのがダイビングです。潮の流れに乗って泳ぐドリフトダイビングも楽しむことができます。
タヒチで行えるドリフトダイビングの中にはかなり潮の流れが速かったり、難しかったりしてダイビング上級者でなければ挑戦できないものもありますが、ティケハウ島のドリフトダイビングの場合はそこまで潮の流れがきつくないポイントもあるので、ある程度ダイビングに慣れてきて、初めてドリフトダイビングに挑戦したいと考えている方にもおすすめです。
ティケハウ島はマグロやイーグルレイ、マンタ、バラクーダなど多彩な海の生物が生息していることでも知られています。特に群れになってマグロが泳いでいる姿は圧巻です。
そんなティケハウ島の海をフランスの海洋学者であるジャック=イヴ・クストーは「地球上で最も魚影が濃い海」と称しました。


また、ティケハウ島には「モツ」と呼ばれる無人島があるので、このモツに遊びに行くピクニックツアーも人気があります。モツではシュノーケリングのほか、ランチを楽しんだり、自由な時間を過ごしたりできます。美しい空や砂浜、ラグーンを眺めながらのんびり過ごしてみましょう。
それから、ティケハウ島は鳥の楽園といえるほど様々な鳥が生息しており、バードウォッチングもおすすめです。ティケハウ島からボートで40分ほどの距離にある「プアウラ島」はバードアイランドとして知られています。日本では見ることができない南国に生息する珍しい鳥たちを探してみましょう。
アカアシカツオドリやオオアジサシ、オオグンカンドリを始め、様々な鳥たちとの出会いを楽しめます。
ティケハウ島のホテル・宿泊施設
ティケハウ島には水上バンガローや、こだわりが詰まった隠れ家的なリゾートがあります。趣向を凝らした手作りのバンガローへの滞在は特別な思い出になりますし、透き通ったブルーのグラデーションを眺めているだけでも感動します。
他にもペンションやロッジなどがあり、予算や好みに合わせて選択可能です。ティケハウ島は日本人観光客があまり多くないので、日本人観光客ばかりのホテルは避けたいと考えている方でも満足できるでしょう。


ティケハウ島で知っておきたい情報
ティケハウ島では、海で取れた新鮮な魚や南国らしいフルーツなどを用いたグルメを楽しむことができます。なお、チップなどは必要ないので、両替をする際にはチップ用の細かいお金をたくさん用意する必要はありません。
両替は各リゾートホテルでもお願いすることはできますが、手数料がかかるほか、レートが若干、高いことを考えると、できれば事前に済ませておいたほうが良いでしょう。ファアア国際空港やパペーテなどでも両替が可能です。
ティケハウ島での買い物というとホテルのブティックがメインとなりますがホテル価格となるため、必要なものなどは日本から持っていくか、忘れた場合はタヒチ島の空港で購入しておきましょう。
リゾートのブティックはお土産ものが中心なので、日焼け止めクリームや虫よけなどは事前に購入しておくのがおすすめです。
また、ホテルの中にはフリーWi-Fiが用意されているところがあるので、インターネットを使いたいときにはリゾートのWi-Fi使用可能エリアを活用しましょう。
海外旅行に行く際に気になる治安の問題ですが、ティケハウ島はタヒチの主要な島々に比べて観光客が多くないこともあり、観光客をねらったトラブルは少ないといえます。もちろん、自分で気をつけなければならないことや貴重品の管理は必要ですが、治安の悪いところには足を運びたくないと考えている方でも安心です。


知る人ぞ知るティケハウ島の過ごし方
4泊6日でティケハウ島に行きたいと考えている方のため、モデルケースご紹介します。
初日は日本からファアア空港に向かい、ティケハウ島に向かう国内線に乗り換えます。
ティケハウ島に到着したら宿泊先にチェックインし、ピンクサンドビーチに向かってみましょう。美しい砂浜を堪能できます。
1日目はホテルでゆっくり過ごし、2日目、3日目はアクティビティを楽しむのがおすすめです。
美しい珊瑚で知られる島なので、ぜひシュノーケリングで珊瑚を観賞してみてください。魚釣りに興味のある方はフィッシングに挑戦してみても楽しめます。モツでピクニックをするのも良いでしょう。また、鳥が好きな方はバードアイランドに渡って南国らしい鳥を観察するのもおすすめです。
4日目はティケハウ島の宿泊施設をチェックアウトし、タヒチ島に向かいます。パペーテのホテルにチェックインし、ショッピングを楽しみましょう。パペーテではマルシェ(公共市場)やルロット(屋台)のほか、ローカルからも人気のレストランやスパなども堪能できます。
5日目は早朝にファアア国際空港を出発し、日付変更線を越えて6日目に日本に到着です。
ティケハウ島の豊かな自然の中でぜひ癒されてみてください。
