Air Tahiti Nui lagon SMailion

フレンチポリネシアの見どころ

タヒチでは、必ず訪れたい美しい場所の選択肢が無限に用意されています。たとえ陸地面積が狭くても、タヒチの島々は、まるで魔法をかけたかのような美しい場所に溢れているのです。

タヒチでは、必ず訪れたい美しい場所の選択肢が無限に用意されています。たとえ陸地面積が狭くても、タヒチの島々は、まるで魔法をかけたかのような美しい場所に溢れているのです。

ポリネシアで最も美しい場所はどこでしょう?それは簡単に答えを出せない難しい質問ですが、まずは、ポリネシアの地理を読み解いてみましょう。

タヒチの島々の地理

フレンチポリネシアの面積は、実はヨーロッパよりも広いということをご存じでしたか?フレンチポリネシアとその排他的経済水域は170万平方マイルもあります。EU加盟27カ国を足した面積は約160万平方マイルなので、フレンチポリネシアはヨーロッパよりも面積が広い、ということになるのです。ボラボラ島とヒバオア島は約1,100マイル離れており、トゥブアイ島からマンガレバ島までの距離は932マイルを超えています。

EUの陸地面積とほぼ同じ面積を誇るフレンチポリネシアの海洋面積の中に、タヒチ島(タヒチの空の玄関)、タヒチ島からアクセスが良く多くの観光客が訪れるモーレア島、世界に名を馳せるボラボラ島など、118の島々の陸地が1,608平方マイルの総面積で広がっています。この3つの有名な島以外にも魅力溢れる5つの群島を持つフレンチポリネシアの魅力を詳しく見ていきましょう!

Air Tahiti Nui vue aérienne Moorea SMailion

ソシエテ諸島

ボラボラ島やライアテア島など、人気の高い有人島はソシエテ諸島です。

1769年にジェームズ・クックによって付けられた島々の名前は今もそのまま残っています。このソシエテ諸島を構成するラロマタイ群島(フアヒネ島、ライアテア島、タハア島、ボラボラ島、マウピティ島)は、リーワード諸島と呼ばれます。また、タヒチ島、モーレア島、マイアオ島、メヘティア島がその東にウィンドワード諸島を形成しており、リーワード諸島とウィンドワード諸島を合わせたものをソシエテ諸島と呼びます。その中で、最も人口と観光客が多い4つの島はきっと皆さんも耳にしたことがある名前だと思います。

  • ビッグアイランド:タヒチ島観光名所がたくさんあるので、数日滞在してゆっくりと島を満喫することをおすすめします。 
  • パイナップルの島:モーレア島豊富なアクティビティ、美しいビーチ、自然の美しさから得られる幸福感が観光客に人気の島です。 
  • ライアテア島とタハア島は、同じラグーンにつながる2つの島で、同じサンゴ礁によって囲まれています。神聖な島、ライアテア島(神のゆりかご)には、考古学愛好家を魅了するユネスコ世界遺産、タプタプアテアのマラエがあります。また、カタマランクルーズの多くは、ライアテア島のマリーナから出発しています。タハア島はタヒチアンバニラの産地で、自然が豊かな島です。 
  • ボラボラ島太平洋の真珠と称されるボラボラ島は、誰もがその名を一度は聞いたことがある世界的に有名なリゾートアイランドです。 
Air Tahiti Nui Fakarava vue aérienne BThouard

トゥアモトゥ諸島

フレンチポリネシアの東部中央に位置する群島は77のサンゴ環礁で構成されています。そのうち約30の環礁島に人が住んでいます。それ以外の島々は無人島で、近隣の住民が釣りやコプラ生産のためのココナッツの収穫に訪れるのどかな環境です。

すべての環礁島は1つ1つ異なり、個性に溢れています。地元民も観光客も、それぞれの環礁島の特徴を把握しきれていません。形状や、海の深さ、歴史、そこで育つ植物、時には海洋生物でさえ、決して同じものはないのです。

トゥアモトゥ諸島で最も有名なのは

  • スクーバダイビングが楽しめるランギロア島です。(その環礁はダイビング界のエベレストと称されています)。また、タヒチのワイナリー(ブドウの木がモツ(小島)に植えられています)とタヒチ産ラム酒もお楽しみください。
  • 太平洋が生み出したサンゴの島、マカテア島はリン鉱石採掘の歴史で知られています。
  • ファカラバ島は、ピンク色の砂浜と忘れられない光景を見ることができるダイビング体験で知られています。この環礁にある水中の楽園は、ユネスコ生物圏保護区に指定されています。
  • タヒチ黒蝶真珠生産地のアヘ、アルトゥア、アパタキ、タカポト、タカロア、マニヒ環礁も有名です。

ガンビエ諸島

トゥアモトゥ諸島の南東にあるガンビエ諸島は、カルデラといくつかの環礁が生み出した14の火山島からなる小さな火山島群です。諸島内で最大にして最も多く人が住んでいるのはマンガレバ島です。ラグーンに真珠養殖場があるこの島は、島の産業のほぼすべてを、タヒチアンパールの生産に捧げています。ここで生産されるタヒチ黒蝶真珠 は、フレンチポリネシアの素晴らしい産物の一つです。

 

Air Tahiti Nui Marquises SMailion

マルケサス諸島

トゥアモトゥ諸島の北東にあるマルケサス諸島は、元々、テ へヌア エナタと呼ばれていましたが、1595年にスペイン人探検家アルバロ・デ・メンダーニャが発見し、彼の後援者であるペルーの副王、マルケス・デ・メンドーサにちなんでマルケサス諸島と命名されました。マルケサス諸島の12の島々(うち6つは人が住んでいます)は、単なる観光地ではありません。そこではまるでタイムトリップをするような感覚を味わうことができます。何世紀にもわたって、マルケサス人は故郷の自然遺産と独自の文化伝統を守ってきました。その中心となる島、ヌクヒバ島とヒバオア島は必ず訪れてほしい場所です。

オーストラル諸島

オーストラル諸島は5つの島々で構成される、フレンチポリネシアの最南端の島です。そこから南には見渡す限り海が広がり、南極大陸の永久凍土に近づくにつれて海水が冷たくなります。ザトウクジラは6月、南半球に冬が訪れる時期になるとその海域から去っていきます。この群島の住民は、フレンチポリネシアの暖かい、守られた海域に向かってくるこれらのクジラたちを最初に目にするのです。フレンチポリネシアには果樹園や非常に肥沃な土地があります。桃やりんごなど、多くの果物が育ちます。

ルルツ島、ツブアイ島、リマタラ島、ライババエ島、ラパイティ島といった島々は、観光客にはあまり知られていません。これらの住民の多くは、日用品の織物やかご細工など、工芸品づくりを専門としています。ココナツの葉、パンダナス、またはその島の竹('ofe)で作られたハンドバッグ、帽子、バスケット、うちわは、熟練した見事な職人技で作り上げられています。

さて、フレンチポリネシアの島々のなかで、最も心惹かれる場所はどこでしょう?ここで挙げた「訪れるべき島」を見て、難しく考え込む必要はありません。皆さんのイマジネーションが掻き立てられる場所、それがきっと訪れるべき場所です。