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タヒチの物価について

タヒチの紙幣イメージ

2021年4月9日公開

タヒチの物価と通貨

タヒチの物価はハワイやヨーロッパの観光地と同じくらいです。しかし、タヒチの場合はチップが必要ありません。チップが必要な国だと一般的なレストランでも15~20%程度のチップを支払わなければならず意外に高くつくものなので、これが必要ないタヒチのほうが滞在費を抑えられることもあります。

タヒチの現地通貨は「フレンチ・パシフィックフラン」であり、国際通貨記号は「XPF」、現地では「CFP」または「F」と表示されています。ユーロとの為替レートが固定相場になっている通貨であり、1ユーロ=119.33パシフィックフランです。現地で日本円からの両替が可能となっているので、基本的に日本円を持っていけば問題ありません。

タヒチで現金はどのくらい必要?

タヒチでは、マルシェや離島の小さなお店などでの買い物をする際にクレジットカードではなく現金で支払いをすることになります。そのため、送迎込みのツアーの場合には、一家族1万から2万CFP程度の現金を用意するとよいでしょう。タクシーなどを利用する個人旅行の場合には、一人あたり1万から2万CFPぐらい用意すると安心です。

タヒチではクレジットカード、または現地銀行発行の小切手がキャッシュレス決済にあたります。クレジットカードの場合は、小さなお店や観光客があまり多くない島ではAMEXやJCBカードを受け付けていない場合もあるので、VISAやMasterカードも合わせて、複数枚のクレジットカードをご持参されることをお勧めします。

タヒチのマルシェ
タヒチ・ファアア国際空港のATM

両替はどこですべき?

もっとも両替レートが良い方法といえば、手数料が安い銀行のATMを使い、クレジットカードからキャッシングする方法です。ATMはファアア空港のほか、パペーテ市内、離島の街などでも利用できるので、両替しやすいのも魅力だといえます。

また、他にはパスポートを提示して銀行窓口で両替してもらう方法もあります。ただ、銀行の待ち時間が長くなることもあるので時間に余裕を持っておきましょう。

両替できる金額に上限が設定されていますが、ホテルのフロントでも対応してもらえます。

それから、日本国内でも大手旅行代理店、成田空港などで両替(日本円からパシフィックフラン)が可能です。
 

ただ、日本ではパシフィックフランから日本円への両替はできないため、もし、たくさん余ってしまった場合は現地で両替する必要があります。

ほとんどのお客様が到着後にそのまま国内線で別の島に移動されるので、乗り継ぎ時間が少ない場合は成田空港で事前に両替するのも可能ですが、両替のレートは現地に比べるとあまり良くありません。

時間に余裕がある方はタヒチ到着時に空港での両替が便利です。空港には有人の両替所と銀行のATMがあります。

ユーロとパシフィックフランは固定通貨なので、ホテルによって異なりますが、レセプションにて手数料無料で両替できることも多いです。ユーロをたくさん持っている方は持参してみてはいかがでしょうか。

タヒチ・ファアア国際空港の両替所
タヒチのお食事

タヒチの食事の物価

フランス領であることから、レベルの高い料理店が多いタヒチ。リゾートで食事をする際には、朝食が3000円、昼食も3000円、夜は6000円からが目安と考えておきましょう。単品料理をいくつも頼むよりも、セットやコース料理を選択したほうが安く抑えられることも多いです。

食事代はリゾートやホテル内のレストランよりも街中のレストランのほうがリーズナブルではありますが、街中までの交通費を考えると、リゾート内で食べたほうが安いこともあります。
また、タヒチは一皿の量が多いので、2人でシェアするのもおすすめです。その場合、ランチや夕食は目安の料金ほどはかかりません。

また、ローカルでも賑わう屋台「ルロット」の相場は1皿800円~1,500円程度と、街中のレストランに比べてリーズナブルでおいしい料理を楽しめます。
お弁当やお惣菜などもスーパーならリーズナブルな価格で購入できるので、うまく活用してみてはいかがでしょうか。

タヒチの交通手段の物価

タヒチでの主な移動手段といえば、タクシーやバスです。日本のように流しのタクシーはないので、ホテル、レストランなどで手配してもらうか、街中にあるタクシースタンドから乗車します。
料金は政府で規定されており、日中の場合は初乗りが1,000CFPで1kmごとに130CFP加算され、夜間は加算が230CFPになります。スーツケースなどの大きな荷物代は別料金が加算されるので、事前にドライバーに確認しておくと安心です。
タヒチ島の各リゾートから市内までは、リゾートが用意しているシャトルバスを利用すると安く済ませられるので、活用してみましょう。

公共バスも政府が料金を管理しています。例えばタヒチ島は4つのゾーンに区切られていて、同一ゾーンなら片道200CFP、ゾーンをまたぐと50CFPずつ加算される仕組みです。

 

タヒチのタクシー
タヒチでスパ体験

タヒチのアクティビティの物価

アクティビティの中でも人気の高いスパは50分程度の施術で12,000~15,000CFPほどとなります。それから、小さな無人島でピクニックを堪能できるモツピクニックツアーは7,000CFP~となっており、日本語ガイドがついている場合はやや割高です。
ダイビングは午前中に2本潜る2ダイブが多く、料金は9,800CFP~、1ダイブの場合は5,000CFP~となっています。

 

タヒチ旅行中のチップについて

海外旅行する際にチップについて考えなければなりませんが、タヒチはチップが不要です。また、大手のホテルやレストランでも請求書にサービス料が含まれているので、別途チップを用意する必要はありません。
チップ用の小銭を用意しなくて良いのは嬉しいポイントです。

 

タヒチのレストラン
カルフール プナウイア

タヒチのお土産や日用品の物価

どこで購入するかによっても物価は異なりますが、例えば、大手のスーパーでは以下のような料金目安となっています。

 

  • 水(1.5L)…100CFP
  • ヒナノビール(300ml)…220CFP前後
  • タヒチクッキー…465CFP
  • フランスパン…80CFP前後
  • モノイオイル…400CFP (※品物によります)
     

タヒチを代表するヒナノビールもスーパーなら220CFP 程度なので、お求めしやすいといえます。
 

タヒチの中でもボラボラ島は観光客が多く、他の島に比べると物価が高いですが、モーレア島、フアヒネ島などはタヒチ島と変わらない、もしくはもう少し安いです。ただ、日本のお客様は滞在日数時間が長くないので、効率的にお土産を買うということではタヒチ島が品物もそろいやすく、利便性があります。

タヒチと他の国の滞在費比較

タヒチと、ハワイ、ニューヨークの滞在費を比較します。

例えば、ハワイ旅行に行く場合、宿泊費を含めない滞在費の相場は1日当たり16,000円前後で、チップも必要です。ハワイの中でもどの島に滞在するのかによって滞在費が変わり、中でもラナイが最も高いのですが、これは宿泊先のほとんどが高級リゾートホテルであるからだと考えられます。
ハワイにも10,000円~程度で泊まれるホテルもある一方で、高級ホテルなどは軽く60,000円以上の宿泊費がかかるケースも多いため、ホテル選びによっても大きく滞在費が変わるでしょう。

ハワイ
ニューヨーク

続いてニューヨークについてみていきましょう。まず、ニューヨークはホテル代の相場が40,000円以上となっており、基本的に高額です。宿泊費を含めない滞在費としても、1日当たり18,000円程度はみておかなければなりません。また、チップも必要です。

タヒチについてですが、高級リゾートホテルや水上バンガローを避ければ、1泊10,000円程度でもホテルを見つけることができます。格安のホテルに泊まり、なおかつ高額なアクティビティを選択しないのなら、ホテル代も含めて1日当たり20,000円以下で抑えることも可能です。
飲食費が滞在費を大きく左右するので、このあたりに注目してみてはいかがでしょうか。

工夫次第でリーズナブルにできる

高級リゾートや水上バンガローに宿泊して優雅に過ごすのも良いですし、宿泊先や食事を工夫してリーズナブルに済ませる事も可能です。物価は日本に比べると多少高くなりますが、それ以上の価値を感じた、忘れられない大切な思い出になったという旅行者の方が多いといえます。

格安ツアーを活用したり、旅行代金が安く抑えられるタヒチが夏にあたる1~3月のタイミングで足を運んだりしてみるのもおすすめです。

 

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