タヒチの新型コロナウイルス最新情報
世界的に新型コロナウイルスの影響が騒がれていますが、タヒチでは適切な対策をとり、観光客受け入れを再開させるための準備を進めてきました。最新の情報をご紹介します。
2020年7月15日から海外旅行客受け入れ再開
最新情報として、タヒチは2020年7月15日から海外旅行客受け入れを再開しています。
感染拡大を阻止するためのガイドラインを策定しています。
また、これに合わせエア タヒチ ヌイでも2020年7月2日から旅客便の運航が再開しています。詳細は以下をご確認ください。
https://www.airtahitinui.com/jp-ja/resumption-air-tahiti-nui-commercial-...


タヒチの新型コロナウイルス感染予防対策
タヒチでは早い段階から措置をとり、新型コロナウイルスに備え、対応してきました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最初の症例がタヒチの島々を含む世界の観光産業に大きな影響を与えて以来、フランス領ポリネシア政府はウイルスの蔓延回避を目的とした衛生対策を確立しています。
タヒチの島々は、2020年7月15日から国際国境を再開するにあたり厳格で革新的な医療規格を採用し、ウイルスの影響を最小化する為の努力を行ってきました。
● フランス領ポリネシアへ向けた国際線出発時刻より遡って3日以内に実施されるRT-PCR検査の実施
● オンラインETIS(電子旅行情報システム)フォームによる事前申告
● 旅行者の到着から4日後に実行されるRT-PCR自己検査
今日に至るまでこの規格の運用は当初の計画通りに機能しています。具体的には、保健当局はポール・ゴーギャン・クルーズの乗船者から初のCovid-19ウイルス感染の旅客を迅速に検出し、2020年8月1日に当該旅客を即座に隔離、クルーズ船に乗った伝染の連鎖を制御することができました。
一方、タヒチでは他の国々と同様に症例数の増加に直面しています。これらは主に、複数の局所的感染を引き起こした2つの集団感染に由来したものです。事実、感染者のほとんどはフランス領ポリネシアに定住するために入国した居住者でした。
これら症例の予測可能かつ不可逆的な増加により、危機の発生以来、ウイルスの感染拡大を制御してきたフランス領ポリネシア政府は、衛生規格の強化を決定しました。
当局はフランス領ポリネシアで適用される下記の措置を発表しました。
● すべてのナイトクラブの閉鎖。
● 公道または一般に公開されている場所での50人以上の会合は、高等弁務官事務所の事前の許可が必要。
● レストランおよびバーでの厳格な規則の適用(利用客は常に着席し、各テーブル間の最小距離を1メートルに維持。施設内を移動するときはマスクを着用)。
● すべての店舗、水上タクシー/フェリー輸送、飛行機、公共の地上輸送、空港、フェリーターミナルでマスクを着用するという義務的規制に違反した場合の管理と制裁の強化(約750ユーロの罰金)。
●10人を超える非公式(私的)会合は、ビーチ、緑地、公園、川岸、ピクニックエリア等の場所では禁止されます。


タヒチのフライト状況
現在のエア タヒチ ヌイのフライト状況についてご紹介します。2020年7月2日よりパリ便の旅客便の運航が再開となりました。 タヒチ-パリ-タヒチ路線に関しては、バンクーバーを経由する便が出ており、バンクーバーを経由することに伴い、オンラインから申請可能な電子渡航認証(eTA)が必要です。関係書類の提出が必要になった場合は数日かかることもあるため、事前に手配しておきましょう。 タヒチ-ロサンゼルス-タヒチ路線に関しては、7月14日からロサンゼルス発のフライトが週2~3便運航しています。 なお、タヒチ-オークランド-タヒチ路線のニュージーランド線は2021年3月28日まで運休、日本線は2021年4月5日まで運休を予定しています。今後の旅客便の運航再開時期についてはウェブサイトにて順次最新情報をお伝えいたしますのでご確認ください。
https://www.airtahitinui.com/jp-ja/resumption-air-tahiti-nui-commercial-...
タヒチの入国規制について
現在、タヒチに入国するためには、以下の条件を満たしていなければなりません。 検疫隔離措置は実施されていませんが、出発3日以内にPCR検査を実施し、その陰性結果の証明書をフライトのチェックイン時に提示する必要があるため、陽性の場合は搭乗不可となります。エア タヒチ ヌイをご利用いただく場合、事前にオンラインでPCR検査結果を送っていただくとスムーズなチェックイン手続きが可能です。 また、タヒチ観光局のウェブサイトから健康に関する誓約書を入手し、記入・提出が必要となります。


エア タヒチ ヌイをご利用いただく場合、機内では旅客情報書類に記入していただくことになりますが、こちらの書類も事前にWEBから入手が可能です。 上記3点すべてを満たしている場合のみフライトが可能となります。
https://www.airtahitinui.com/jp-ja/resumption-air-tahiti-nui-commercial-...
また、タヒチに到着してから4日後、タヒチに到着した際にファアア空港で無料提供されるキットを使用し、自己管理のPCRテストを行うことが定められています。 キットには鼻腔用・口腔用の検査用具のほか、検査方法と関連情報を期した書類が同封されているので、ご確認ください。 綿棒で左右の鼻と口から検体を採取し、それをホテルの受付などに提出する形となります。
https://www.youtube.com/watch?v=esWLf-1pf2w&feature=emb_title
タヒチの感染予防対策
タヒチ国内や飛行機では以下のような感染予防対策をとっています。
ホテルの対応
例えば、ホテルやリゾート地では、地域の医療機関と力を合わせ、正しい知識のもとで感染を広げないための対策がとられています。様々な場所にアルコール消毒ができるスペースを増やしたり、宿泊できるゲストの最大数を制限したりすることによりソーシャルディスタンスの確保にも取り組んでいるのです。
このことにより、ホテルによっては宿泊可能な人数などが制限される可能性もあるため、予約をする際に確認しておいたほうが良いでしょう。
また、タヒチの島々のリゾートはバンガロータイプのお部屋が多いこともあり、ソーシャルディスタンスの環境だといえます。
ホテルタイプと違いエレベーターなど他のお客様と共有することはないですし、ガーデン、ビーチ、水上と換気もされているのが特徴です。食事もレストランではなく、テラスや宿泊のバンガローで対応が可能なのもポイントだといえます。
タヒチの島々のリゾートは広い敷地に客室が100室前後であり、密にはなりづらい環境が確保されている点は見逃せません。


また、タヒチのスタッフはフェイスシールドやマスクを着用し、接客に当たっています。さらに、共用エリアは特に掃除の頻度を増やすなどの対策をとっています。
客室での感染リスクを極力抑えるため、必要なアイテムのみを残し、レイアウトから再構築するなどの対策をとっているところもあるので、宿泊予定のホテルでどのような取り組みを行っているのか事前に確認しておくのもおすすめです。
例えば、マナバ スイート リゾート タヒチでは感染予防対策として以下のことを行っています。
- スタッフはマスク・フェイスカバーを着用
- 共用エリアに消毒液を設置
- チェックイン・チェックアウトは非接触形式
- 客室及び共用エリアの清掃の徹底
- レストランとバーの座席等配置変更
- ソーシャルディスタンスの設定
他、利用者に対してはマスクなどの着用と定期的な手洗いをすること、エレベーターは出来る限り1名で利用すること、昼食や夕食でレストランを利用する際には事前予約をすることなど、感染予防のためのお願いをしています。
空港の対応
タヒチの空の窓口であるファアア空港では、アルコールジェルを配布したり、ソーシャルディスタンスを促したりする対策がとられています。また、清掃頻度と清掃場所を増やし、スタッフにはマスク着用を義務づける対応がとられました。営業するラウンジを限定するなどの対応もとられているので、利用する際には確認が必要です。
飛行機の対応
エア タヒチ ヌイの新型コロナウイルス対策としては、まず待合室の床に印をつけ、ソーシャルディスタンスを促す取り組みを行っており、他にも11歳未満のお子様を除くすべての方に対してマスクの着用を義務づけるなどの対策をとっています。エア タヒチ ヌイでは、医療用マスクとアルコール除菌ジェルボトルまたは除菌シートが入った衛生キットを配布しており、機内の衛生にも力を入れています。
また、装備している空気清浄システムは99.995%のバクテリアやウイルスを除去できることから病院でも採用されているものです。常に機外から新しい空気を取り入れる仕組みがあり、機内の空気は2~3分ですべて入れ替わるようになっているため、飛行機のような密室空間は不安と感じている方も安心していただけるでしょう。ほか、搭乗の順番にも配慮した取り組みを行っています。

レストランの対応
タヒチにはたくさんのレストランがありますが、こちらでも様々な新型コロナウイルスの感染を防ぐための対策がとられています。消毒に力を入れているのはもちろんのこと、レストランによってはテーブルや椅子の数を減らすことによって客同士の間隔を確保しているところも多いです。

観光スポットの対応
各観光スポットのうち、密になる恐れがある場所では各施設で換気や人数制限などの対策をとっています。屋外の場合は感染リスクを避けるために自分で気をつけなければならないポイントも多いため、ソーシャルディスタンスを意識する、人の多い場所は極力避けるなどの対策をとりましょう。
また、タヒチではソーシャルディスタンスを分かりやすく理解してもらうため、「パイナップル10個分(1.5メートル)」程度の距離を確保するよう地元住民にも呼び掛けています。
感染時の対応
また、もしもタヒチを旅行中に陽性反応が確認された場合、タヒチ本島に迅速に移送されることになり、必要に応じて地元の保健当局で治療を受けることになります。
また、治療に関する費用はお客様負担となることもあり、海外旅行保険への加入はタヒチ入国の必須条件です。旅行中の感染判明に伴う、移送、治療、入院、滞在延長など、かかる全ての費用をまかなえる旅行保険へのご加入が必要となっています。
<情報提供>
サウスパシフィックツアーズ:http://tours.southpacific-tours.com/
タヒチヌイトラベル:https://tahitinuitravel.com/
タヒチ観光局:https://tahititourisme.jp/ja-jp/